発信力を鍛えよう!日常生活で実践できる行動リスト

どうもです!これまで整理してきた社会人基礎力の12個の各スキルに対し、より確実に鍛えるための日々の行動リストを紹介しています。

スキルを身につける上で必要な要素を抽出し、それぞれに対してどのような行動がレベルアップに繋がるかをリスト化して考えていきます。

行動リスト日常の中で具体的に行動に移す上での皆様の助けとなりましたら幸いです!

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行動リストを全て実施するのは非現実的です。特に取り組むべきポイントを絞り、確実に日々の行動に移しましょう!慣れにもよりますが、個人的には特に重要と感じた3つに絞るのがオススメです。

今回のテーマは発信力です!

発信力とは?

発信力とは、「自分の意見や考え、情報を適切に伝え、相手に理解や共感を得る能力」を指します。

この力があることで相互理解やコミュニケーションが円滑になり働きやすさや効率が上がったり、アイデアを実現しやすくなり人生の可能性が広がったりします。

つまり、発信力はチームで仕事を進める上で必須のスキルであり、さらに、自分の可能性を広げる上でも重要なスキルといえるでしょう。

より発信力について詳しく知りたい方はこちらをご覧ください!

発信力を鍛えるために必要な要素と行動リスト

発信力を強化するには発信量発信の質2つのアプローチがあり、後者の質には下記のような要素が含まれます。

  • 論理:物事をわかりやすく整理し、順序立てて話せる力。納得してもらえる伝え方
  • 信頼:信頼を得られる姿勢、相手との信頼関係。
  • 感情・情熱:熱意や情感を込め、相手の心に響かせる力。

発信量と発信の質を日々の生活で鍛えるための方法を考えていきましょう!

発信力を強化するには発信量発信の質2つのアプローチがあり、後者の質には下記のような要素が含まれます。

まずは発信力を増やすためのアプローチを考えます!

1.発信量を増やす

発信の頻度が高まれば、自分の考えがより多くの人に届くチャンスも増えます。また、継続的な発信は一貫性という側面で信頼感も生みます。

そして、発信量が不足していては発信の質を上げることはできません。つまり、後述の発信内容の質の向上には、前提として発信量の確保が欠かせません。

下記のような日々の行動が発信量の増加に繋がります。

①仕事

推奨行動目的日々の行動目標中長期的達成目標
日々の気づきをリスト化する咄嗟の発信にも対応できる情報ストックを作る毎日1件以上、気づきや学びをメモに残す3か月で60件以上の記録を蓄積し、月1回はその中から会議で共有
発言・発信を習慣化する具体的な行動目標を設定し、発信への意識を高め習慣化する・定例会議で最低1回発言する
・週/月に一回に部やチームへ最新情報を発信する
半年で発言回数を30%以上増やす
小さな発言から始める自信を積み重ねて大きな発信につなげる・毎週1回は簡潔な意見や感想を共有する
・課題と感じる点を月に2回以上メンバーか上長に共有
3か月後に会議で提案発言を2回以上実施
フィードバックをもらう発信の質とモチベーションを高める/フィードバックをもらいながら自分の考えを発信する週1回は上司や同僚に意見をもらう半年でフィードバック件数20件以上を達成し、改善点を3割以上反映
成果を可視化する発信の成果を確認しモチベ維持する、反応を振り返り質も向上する毎月発言回数と反応を記録する半年後、発言の反応率を20%以上改善
会議前に個別発信する発言を通しやすくするための準備/発言のハードルを下げる重要会議の前に1人以上へ事前に意見を共有3か月後までに重要会議での発言承認率を50%以上にする

②リーダー

推奨行動目的日々の行動目標中長期的達成目標
ビジョンを繰り返し発信する組織の方向性を浸透させる毎週の会議で必ず1回はビジョンに触れる半年でメンバーの80%以上がビジョンを説明できる
メンバーの成果を紹介する称賛文化を作り、問題提起や提案への心理的安全性を高める・週1回は成果を全体に共有
・提案や問題提起を受け止め感謝を伝える
・半年で称賛事例を20件以上蓄積
・メンバーからの提案回数を半年で30%アップ
Q&Aの場を設ける双方向の発信を習慣化する・毎回の会議に「質問タイム」を設定
・月に一回カジュアルに意見交換の場を設定
半年で質問参加率50%以上を達成
社外事例や最新情報を発信視野を広げる週1回業界ニュースを共有半年で情報共有回数20件以上
定期的に未来像を語る長期的視点を浸透月1回は3年以上先の展望を話す半年で未来像の共有6回以上
小規模チームでの対話を重視近い距離感を作る・毎週1チームに直接話す
・各メンバーに毎月対面での対話の場を設ける
・半年で全チームに6回以上訪問
・アンケートによりメンバーのチームへのエンゲージメント率(従業員が組織や仕事に対してどの程度熱意や愛着を持っているか)30%アップ
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リーダーは役割的に求められる発信の確保に加え、メンバーやチーム内の発言量を増やすという視点も必要になります!

③趣味

推奨行動目的日々の行動目標中長期的達成目標
日々の気づきをリスト化する発信のネタを絶やさない毎回の趣味活動後に1つ気づきをメモするメモが習慣化し、1か月で20件以上の気づきリストを蓄積
発言・発信を習慣化する継続的な発信のベースを作るSNSやノートに週2回以上の投稿を行う発信が日常化し、年間で100件以上の発信記録を残す
小さな発言から始める発信への心理的ハードルを下げる趣味仲間やコミュニティに感想を週1回シェアする自然に仲間と対話が増え、周囲から発信を期待される存在になる
テーマを決めて発信する発信に一貫性を持たせ、習慣化を促進する「今週のベストショット」など週1回はテーマ投稿する趣味ジャンル内で自分の「発信スタイル」を確立する
成果を可視化する発信の成果を確認しモチベ維持する、反応を振り返り質も向上する毎月発言回数と反応を記録する半年後、発言の反応率を20%以上改善
発信チャネルを増やす多様な場で発信し交流を広げる写真投稿・動画・ブログ・新規SNSなど新しい発信方法を1つ試す自分に合った発信チャネルを見つけ、複数メディアで継続発信する

④家庭

推奨行動目的日々の行動目標中長期的達成目標
感謝や労いの言葉を伝える家庭内の安心感と信頼を育む1日1回「ありがとう」や「お疲れさま」を口にする半年間で150回以上の感謝表現を積み重ね、家庭の雰囲気を改善
日々の出来事を共有する会話を習慣化し、つながりを深める週3回以上、仕事や学校の出来事を話す/聞く1年間で150回以上の共有を行い、会話が自然に増える
話題を振る家族の関心や気持ちを引き出す週2回「今日はどうだった?」と尋ねる半年間で50回以上の問いかけを実践し、会話の双方向性を定着させる
家族の行事や予定を話題にする家族の予定や価値観をすり合わせる月1回「次の予定やイベント」について話す1年後には12回以上、計画的な共有の習慣が定着する

2.発信の質を上げる

発信の量をある程度確保出来たら、次は発信の質の向上を目指しましょう!

色んな要素がありますが、今回は「RHETORIC-人生の武器としての伝える技術」を参考に、論理(ロゴス)信頼/倫理(エトス)感情/情熱(パトス)の3つの切り口に分けて考えます!

2-1.発信の質を上げる:論理

まず相手に伝えるには分かりやすい内容・構成で伝える必要があります。その上で重要なのが論理です。

この観点が欠乏しているとどれだけ発信しても、正しく伝わらずミスコミュニケーションを生み、思った成果は得られません。

日々の中で論理を磨くには下記のような行動が有効です。

①仕事

推奨行動目的日々の行動目標中長期的達成目標
PREP法を活用する論理的でわかりやすい発言にする毎回発言前に結論→理由→例→結論の流れを意識半年で「わかりやすい」との評価を5件以上得る
他者の発言を観察する発信のタイミングや要点把握を学ぶ会議ごとに1人の発言を整理してメモする3か月で観察記録30件を蓄積し、自分の発言改善に活用
情報源の信頼性を高める情況把握力を強化して説得力を高める週2回は業界ニュースや一次情報を確認半年後に提案資料の根拠出典率を80%以上にする
主観と事実を分けて話す判断ミスを防ぎ、信頼性を高める週1回、自分の発言を「事実」と「意見」に分類してメモ半年後には業務報告書で根拠明示率を80%以上にする
根拠を数値で示す説得力を高める月1回、データや実績をもとに根拠を提示する1年以内に社内提案で「根拠ある発言」が定着し、承認率を20%向上
グラフや図解を使う理解度を高める/視覚情報で分かりやすく伝える週1回は資料にビジュアルを取り入れる半年で「資料がわかりやすい」との評価を10件獲得
適切な手段を選ぶ発信を受け取りやすくする発信前に内容と手段(メール/口頭/資料)を必ず確認半年後に「伝達ミスゼロ」を達成
発言メモを作成する頭の中の整理を促進し、伝えるべき点を特定する・重要会議前に必ず3点要約メモを作成
・相手と自分の情報の差を整理する
・3か月で要約メモ作成率100%を達成
・半年で発信の伝達90%以上

②リーダー

推奨行動目的日々の行動目標中長期的達成目標
データで裏付ける説得力を高める毎回の報告に数字を1つ盛り込む半年で「データに基づく」との評価10件獲得
推測に基づく判断をそのまま放置しない推測に基づく判断をそのまま放置しない週1回「確認が必要な仮定」をメモ1年以内に確認行動率を90%以上に高め、誤判断を半減
ゴールから逆算して話す一貫性を持たせる「目的→手段→行動」で説明半年で理解度アンケート80%以上
反対意見を先に想定する反論へも落ち着いて意見を述べれるようにする発表前に3つの反論を整理半年で修正依頼を30%減少
図や表を活用する情報を可視化する発表時に1枚以上の図解を使う半年で可視化資料10件以上蓄積
「なぜ?」を3回問う本質を掘り下げる重要決定前に必ず3回理由を検討半年で意思決定の精度を改善(修正回数20%減少)
メンバーの発言の根拠を確認する質問を行う論理的思考をチーム内に浸透させる週1回「その根拠は?」を意識的に質問半年間で20回以上実践し、会議で根拠提示が当たり前になる
判断を「理由+期待する結果」で説明する方針の透明性を高める月2回、意思決定を「なぜそうしたか」「期待効果」とセットで説明半年で24回実施し、チーム理解度アンケート80%以上を達成

③趣味

推奨行動目的日々の行動目標中長期的達成目標
情報共有時に根拠(出典・体験)を添える信頼される発信を行う週1回、SNSや会話で情報の根拠を明記半年で20件以上の「根拠ある投稿/発言」を継続
自分の考えを「結果→理由→背景」で整理する表現力と理解力を両立週1回、感想やレビューをPREP法で投稿半年で20回以上継続し、発信の一貫性を高める
主観・感情と事実を区別して話す共感と信頼を両立する週2回、「私は〜と感じた」「事実は〜」を分けて話す半年間で40回以上実施し、対話トラブルを減少
感想やレビューをPREP法でまとめる発信を伝わりやすくする月2回PREPを使う半年で10回以上活用
情報源の信頼性を確認して紹介発信の説得力を高める月1回信頼性チェック1年で12回発信に活用
趣味仲間に説明する場を作る実践で論理力を磨く月1回発表半年で5回以上説明経験

④家庭

推奨行動目的日々の行動目標中長期的達成目標
意見を述べる前に事実を整理して話す感情的対立を防ぎ、冷静な対話を促す週2回、会話前に「事実」と「感情」を意識的に分けて話す半年間で40回以上実践し、家庭内の衝突回数を20%減らす
提案やお願いを「理由+期待効果」で伝える相手の納得を得やすくする週1回「〜だから〜したい」と理由づけて話す半年で20回以上実践し、家族の了承率を80%以上に高める
想像や推測を断定しない誤解や感情的摩擦を防ぐ週1回「そう感じたのは○○だからかもしれない」と伝える半年間で共感的対話が50回以上発生し、関係の満足度が向上

2-2.発信の質を上げる:信頼/倫理

発信の力を支える要素として信頼・倫理も重要です。どんなにいい内容でも発信者に説得力がなければ相手には伝わりません。

何を言うかと同時に、いやそれ以上に誰が言うかを求められることも少なくありません。

この要素は発信の瞬間のみでなく、日々の立ち振る舞いがそのまま力に直結する要素です。周囲からの信頼を得るにはどのような点に注意が必要かを見ていきましょう。

①仕事

推奨行動目的日々の行動目標中長期的達成目標
継続的かつ一貫した姿勢を保つ信頼を積み上げる・毎回同じスタンスで発言
・スタンスの変更が必要な際は理由も説明する
半年で信頼度評価を10件以上獲得
キーパーソンの意見を取り入れる発言の影響力を高める週1回は上司や関係者に事前相談半年で提案承認率を20%以上改善
双方向性コミュニケーションを意識発言の納得度を上げる会議で1回以上質問や意見交換を実施半年後に「対話型の姿勢が良い」との評価を10件得る
傾聴力を高める相手の信頼を得る毎回相手の発言を要約して返す半年で「よく聞いてくれる」との評価を10件獲得
信頼を得ている人を観察する良い発信のモデルを学ぶ週1回は先輩や上司の発言を記録半年で30件以上の観察記録を蓄積
プレゼンでKISSERを意識本質を掘り下げる重要決定前に必ず3回理由を検討半年で意思決定の精度を改善(修正回数20%減少)
メンバーの発言の根拠を確認する質問を行う論理的思考をチーム内に浸透させる週1回「その根拠は?」を意識的に質問半年間で20回以上実践し、会議で根拠提示が当たり前になる
判断を「理由+期待する結果」で説明する方針の透明性を高める月2回、意思決定を「なぜそうしたか」「期待効果」とセットで説明半年で24回実施し、チーム理解度アンケート80%以上を達成
KISSER

KISSER(Keep it Simple, Short, Engaging, Real)」は、プレゼンテーションを効果的にするための重要な指針です。4つのポイントからプレゼンで気を付けたいポイントを確認できます。

ポイント取り組み注意点・意識すべきポイント
Keep it Simple(シンプルにする)情報や内容をシンプルに整理して伝える・伝えたいメッセージを1〜2個に絞る
・専門用語は最小限にする
・複雑な図や表はなるべく避け、直感的に理解できる工夫をする
Keep it Short(短くする)話す内容をコンパクトにまとめる・時間配分を意識し、要点を短時間で伝える
・一つのスライドや話の流れに時間をかけすぎない
・「長話」にならないよう、タイムマネジメントを徹底する
Keep it Engaging(興味を引く)聴衆の関心を引き続ける工夫をする・問いかけを入れる
・例え話やストーリーを活用する
・身振り手振り、声の抑揚を意識し単調にならないようにする
Keep it Real(現実味を与える)自然体で、現実味のある内容を伝える・自身の実体験や具体例を織り交ぜる
・完璧を演じず、正直に話す
・聴衆の共感を得られる「リアルさ」を意識する

②リーダー

推奨行動目的日々の行動目標中長期的達成目標
メンバーの声を拾って発信傾聴姿勢を示し、双方向性の関係性を築く毎週1つ意見を引用・半年で意見を20件以上採用
・半年でメンバーからの提案数30%アップ
失敗も共有する正直さを示す月1回は失敗談を共有半年で誠実さの評価10件以上
一貫した価値観を示す一貫性を示す・発言時に必ず価値観に触れる
・発言に伴う行動をする
半年で指示に対するメンバー遵守率100%
約束を守る姿を発信信頼を強化発言した行動は必ず実行(出来ればファーストアクションは当日中、遅くても週末までに)・半年で「信頼できる」との評価10件以上
・メンバーからの、報連相のスピードと量が共に20%アップ
信頼を得ている人を観察する良い発信のモデルを学ぶ週1回は先輩や上司の発言を記録半年で30件以上の観察記録を蓄積
メンバーの功績を公に評価公平さを示す週1回は功績を言及半年で評価に対する満足度80%以上
判断を「理由+期待する結果」で説明する(信頼獲得にも重要)方針の透明性を高める月2回、意思決定を「なぜそうしたか」「期待効果」とセットで説明半年で24回実施し、チーム理解度アンケート80%以上を達成
感情報酬を活用するメンバーのエンゲージメントを高める各メンバーに月に1-4回感情報酬を贈る1年後のアンケートでメンバーの組織へのエンゲージメント率を30%アップ

感情報酬とは

感情報酬とは行動や姿勢、成果に対して言葉や態度、感情で示す非金銭的報酬です。金銭的報酬は共にリソースに限りがある上に外的要因の動機への働きかけであるのに対し、感情報酬はリソースにほぼ限りがなく更に内発的動機に働きかけます。

そのため、メンバーの承認欲求や自己肯定感、モチベーションを高め、働きがいを向上させるためのアプローチとして有効です。

主な感情報酬の根底となる欲求と対応するアプローチは下記となり、どれが効果的かはメンバーの価値観や状況により異なるので、反応を見ながら強化するアプローチを調整しましょう。

  • 承認欲求:ほめられたい、成果を認められたい→皆の前で頑張り、挑戦、貢献、成果を褒める
  • 貢献欲求:感謝されたい、他者の力になりたい→具体的に何がどうして助かったかを含め感謝を伝える
  • 親和欲求:良好なチームワークや仲間意識を持ちたい→日々のコミュニケーションを大事にする、質問や声掛けで関心を示す
  • 成長欲求:仕事を通して成長したい→期待することを伝える、挑戦の機会を提案する、目標設定を支援する、成長を見える化する
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本心に基づく対応でないと嘘っぽく逆効果になることもあるので要注意です。メンバーの貢献や頑張りに目を向けて、感謝や有難さを確認する日々の習慣が必要です。

③趣味

推奨行動目的日々の行動目標中長期的達成目標
発信を定期的に続ける一貫性を示す、発信を継続することでキャラクターを示す週1回発信1年で50回以上発信継続
発信の目的を整理する手段と目的の逆転と発信のブレを回避する・発信を開始する前に
・月に一回発信が目的に沿っているかを振り返る
半年でKPI(フォロー、インプレッション、閲覧数等)の達成
信頼される人の発信を観察する発信の型を学ぶ・月3人以上観察し信頼されている理由を分析する
・分析結果で得た知見を毎月2個以上活動に採用する
半年で8個以上の工夫もしくは習慣を身につける
情報共有時に根拠(出典・体験)を添える信頼される発信を行う週1回、SNSや会話で情報の根拠を明記半年で20件以上の「根拠ある投稿/発言」を継続

④家庭

推奨行動目的日々の行動目標中長期的達成目標
挨拶を欠かさない日常的な安心感と一貫性をつくる毎日「おはよう」「おやすみ」を必ず言う半年間で180回以上繰り返し、家庭内の信頼基盤を強化
双方向性を大切にする家族の意見を尊重し、関係を強める週2回「どう思う?」と聞く半年後には50回以上実践し、双方向的な会話が定着する
家族内の信頼できる人の話し方を観察する良いモデルを学ぶ月1回「この話し方は良い」と家族に気づきを共有する半年間で6回以上観察を積み重ね、自分の会話に取り入れる
小さな約束を守る一貫した姿勢で信頼を積み重ねる・直ぐ完了する相手の依頼の内80%以上を直ぐに実施
・時間が掛かる相手の依頼に対し「できる」と言ったことを週1回以上実行する
半年間で20回以上実行し、家族からの信用を高める

2-3.発信の質を上げる:情熱/感情

物事を伝える上で論理は必要ですが、それだけでは人の心は動きません。

感情への働きかけも同時に必要となります。その際に役に立つのが感情を乗せて伝える力(パトス)となります。

話の内容と合致するストーリーや振る舞いを交えることで話の説得力が増します。どのようなアプローチが感情を込める上で役立つか見ていきましょう!

①仕事

推奨行動目的日々の行動目標中長期的達成目標
「なぜ伝えたいか」を言語化する自分の熱意を整理し伝える発言前に必ず理由を1つ明確化半年後に発言の説得/依頼成功率を20%以上向上
ストーリーを活用する印象に残る発信をする週1回は体験談を交えて発信(PREP法のExampleで実体験を引用)半年で「印象に残った」との反応を10件獲得
声のトーンを意識する感情を届ける毎回発言時に抑揚をつける半年後に重要な点の伝達率20%アップ
表情を意識する非言語での説得力を高める・会議中は笑顔を意識して話す
・重要なポイントでは熱意を込めた表情で話す
半年で非言語評価を20%以上改善
視線を合わせる相手の信頼を得る発言時に最低1人と視線を合わせる半年でアイコンタクト成功率90%以上
大事な部分を強調するメリハリをつける発言中に強調ポイントを1つ決める半年で「要点が伝わった」との反応を10件得る

②リーダー

推奨行動目的日々の行動目標中長期的達成目標
自身の体験談を交える共感を引き出す週1回は経験談を話す半年で「共感できた」との声10件以上
感謝の言葉を意識的に伝える前向きな雰囲気を作る毎日1人に感謝を伝える半年で感謝発信100件以上
「挑戦」を肯定する表現をするチャレンジ文化を作る・週1回「挑戦歓迎」の発言
・メンバーの挑戦を共有し賞賛
半年で挑戦事例10件以上創出
目標を情熱的に語るモチベーションを高める月1回は熱意とビジョンを込めた発表半年で「やる気が出た」との声10件以上
ビジョンに感情を込める心を動かす・毎回発信時に熱意を加える
・Closingで情熱をこめたメッセージを送る
半年でアンケート共感度80%以上

③趣味

推奨行動目的日々の行動目標中長期的達成目標
「なぜ好きなのか」を言語化する共感を生む発信月2回言語化半年で10回以上共有
ストーリー形式で発信する記憶に残る表現月1回活用して発信半年で6回以上活用
写真や動画で表情・雰囲気を伝える情熱を視覚的に補強月3回活用して発信半年で20件以上の投稿
目標を情熱的に語るビジョンや長期的な視点を伝える月1回は熱意とビジョンを込めて展開半年でファンを獲得/増加させる

④家庭

推奨行動目的日々の行動目標中長期的達成目標
「なぜ話したいか」を伝える会話に温かみや意図を加える週1回「なぜこの話をしたいか」を一言添える半年間で20回以上実践し、想いを乗せて話す習慣を身につける
ストーリーで伝える家族に共感してもらう月2回、出来事を物語風に伝える1年で24回以上、家族に「面白い」と思ってもらえる話し方を習得
表情や声のトーンを意識する感情が伝わる会話をする1日1回、笑顔で話すことを意識する半年間で150回以上「笑顔で会話」を実施し、温かい雰囲気をつくる

終わりに

発信力を高めることは、仕事や日常生活での信頼関係を築き、やりたいことを実現する上で欠かせないスキルです。

「今日から自分も発信力を鍛える!」と決意して、まずは小さな一歩を踏み出してみませんか?今回の行動リスト記事がその一助となれば幸いです。

それではまた次の記事で!

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