どうもです!今年も残り3か月。いやぁ、一年の早いこと早いこと・・・!新しい挑戦として、いつもと異なり、自分の経験を元にした記事を書いてみたいと思いました。
テーマとして思いついたのは朝活です。難しい定義は置いといて、朝活とは朝早く起きて活動を開始することで人生の充実を上げるための取り組みと考えています。
日々の生活を充実させるために朝活に挑戦しようとしているけど、朝起きるのがつらくて続かない、起きれても中々思った通りに活動できないというお悩みをお持ちの方も少なくないと思います。
わたしが朝活を始めたのは中学時代であるので、15年を超える経験を持っています。
15年続けていると言っても、ずっと一定して続けているというわけではなく、その時期に応じて強弱をつけ、試行錯誤しながら取り組んできました。
そのため、これから始める人も含め多くの人に参考となるポイントを紹介できると考えました。朝活に興味があるけど中々取り組めないとお悩みの方へ取り組む上での参考となる記事を目指します!
今回は主に朝活により得られるメリットを紹介し、皆様に朝活へより興味を持っていただき、次回記事でどう取り組めばいいかというポイントを紹介していきます。
そもそも朝活に魅力を感じなければ、朝活に取り組もうという意欲がわいてこないですからね。
それでは早速本題に入りましょう!
朝活の効果とは?
朝活に期待できること
朝活という言葉はよく聞きますが、まずその活動が効果的なものであるかの確認は大切です。表面的なイメージに翻弄されると手段が目的に変わり、不要な苦労に悩ませる恐れがあります。
朝活が本当に自分の役に立つのか考えるために、朝活のメリットとは何かを整理します!
朝活はあくまで人生を充実させるための手段の一つにすぎません。得られる充実感より、ストレスや負担の増加が大きい場合は、朝活にこだわらないのも重要です。
朝活で主に期待できることは何でしょうか?私は下記が主なメリットとして上げられると思います。
- 1日で最もすっきりした状態で活動可能:睡眠により整理されたすっきりした頭で作業に取り組める
- 最大の集中力を投資できる:睡眠で精神・体力共に回復した状態で活動可能
- 周りから邪魔されにくい:朝は他者からの妨害が入りにくく、集中維持と時間の確保がしやすい
- 1日の活動を1,2回増やせる:朝活という活動枠を追加することで、一日の行動回数を増やせる
- 締め切り効果を期待できる:次の活動までという期限が自動的に設定されるので、メリハリをつけて活動可能
集中力をフルに活用できる行動時間を、これまでの生活に+αできるというのが主なメリットになります。
誰にも邪魔されない集中時間を確保できるため、取り組もうと思っていたけど後回しになっていたこと、取り組んでいるけど中々成果が出せない/効率が上がらない活動があるのであれば、朝活は解決策の一つとなるでしょう!
また上記に追加して、一日の頭に重要なことが終わっているという実感により得られる恩恵も大きいです。
1日に何か成果があれば、心に余裕があるため嫌なことが起きても気持ちを切り替えやすいですし、振り返った時にその日の充実感を得やすくなります。
急用により、やりたかったことが後回しにするうしろめたさからも解放されます。
忙しさに翻弄されるだけの毎日から、意味を持つ毎日を過ごせるように変わることで、自分の人生のコントロール感という観点でも大きな変化が生まれます。
やらなければいけないことで忙殺される意味を感じない毎日というのは、成果や成長を感じにくいのでやはりしんどいです。
朝早く起きること自体による心身へのメリット
朝活により得られる心身のメリットとして、起床時間、睡眠時間を規則化しやすいことが挙げられます。
夜の活動が多くなると、どうしても夜更かしに繋がり、その結果睡眠時間や起床時間は不規則になりがちです。その結果生まれる睡眠不足を解消するために、休日の起床時間も遅くなりリズムが更に崩れていく原因となります。
このリズムの乱れは次の平日の起床を困難にし、さらに生活を不規則にするという悪循環を生むことが、厚生労働省が掲示する「健康づくりのための睡眠指針 2014」からも指摘されています。
朝活を意識すると、休日も含めて起床時間から逆算して生活リズムを計画的に設定できるため、夜更かしや休日の朝寝坊による不規則な生活習慣を回避する効果が期待できます。
さらに、朝日を十分に浴びることで、ホルモンバランスや睡眠リズムを整える効果も期待できます。
朝早く起きて日光を浴びることによる心身へのメリットは精神科医の樺沢氏の朝散歩に関する記事が読みやすくまとまっています。
だからといって、起きる時間をいきなり早めるのは睡眠リズムを狂わせ体調を崩す原因です。無理のない範囲で少しずつ起きる時間を早めていくのが開始時は重要です。
朝活に関する研究・調査結果
色々朝活のメリットを並べましたが、科学的にも正しいのかという点も触れたいと思います。
まず、「健康づくりのための睡眠指針 2014」にも引用されたNatureの論文(Fatigue, alcohol and performance impairment)を参照します。
人間が十分に覚醒して作業を行うことが可能なのは起床後 12~13 時間が限界であり、起床後 15 時間以上では酒気帯び運転と同じ程度の作業能率まで低下することが健常人を対象とした研究で示されています。
この作業能率を換算すると「人は朝15分でできる仕事が、昼になると30分、夜には2時間かかる」、つまり単純計算で8倍もの差になるようです。
そのため、もし大事な活動に取り組むのであれば、仕事や学校、家事終わりで疲弊した夜ではなく、エネルギーが充実している朝にやる方が効率的なことが分かります。
次回記事で動画を紹介する行動経済学者のダン・アリエリー氏は、完全に目が覚めてからの2時間が最も生産的で、最も認知能力が高まり、この時間をいかに無駄なく使うことが人生の充実に重要であることを主張しています。(参考にした記事:How To Maximize The 2 Most Productive Hours Of The Day)
また、脳科学により、睡眠により脳が整理された状態が維持された起床後2-3時間が、集中力が高まる脳のゴールデンタイムとして知られています。
このように朝活は経験則のみでなく、科学的にもその効果が明らかになってきています。
ちなみに秋田大学の研究によると、日本人の97%以上は「夜更かし傾向弱め」の朝型の時計遺伝子を持っていることが示されていますので、自分を夜型と考えている多くの人も実は朝型である可能性が高いです。
勿論上記は一般的な研究によるデータなので、体質の違いや、置かれた環境や行動パターンにより、朝活の効率性には個人差がある点は注意が必要です。
朝活を成功させるための3つのポイントとは?
ここまで朝活で期待できる効果を私見と研究結果を交えて整理してきました。朝活への興味が増してきたでしょうか?
次のトピックは朝活を成功させるためにどうすればいいのか?というアプローチです。朝活へ挑戦しようと考えている方、朝活へ試行錯誤中の方の参考になれば幸いです!
個人的に朝活を成功させるためのポイントは大きく分けて下記3ポイントとなります。
- 睡眠の質と時間を確保:睡眠の力をフル活用し、万全の状態で朝活に臨む
- 起床後、速やかに作業を開始する:折角確保した時間の浪費を回避する
- 朝活で何をしたいのか決める:朝活をする目的を明確にし、朝活を人生の充実に繋げる
つまり、今回のブログの要点は図にすると下記の通りです。
朝活のために睡眠を削り心身が疲弊してしまっては、朝活も含めた活動量が減ってしまうのは本末転倒ですし、折角早起きしても二度寝やダラダラ過ごしていては朝活の恩恵を得られません。
習慣や環境を変化させ、朝活に無理なくシフトするための工夫が必要となります。
また、朝活を始めることで何をしたいのかというのも非常に重要なポイントです。朝活の目的が無いと、朝活は人生を充実させるための適切な手段となりえませんし、モチベーションも湧きません。
早起きできない、早起きしてもダラダラと過ごしてしまう場合、朝活の目的が無いことが一因として考えられます。
他のポイントや分類法もあると思いますが、個人的にはこの3点がスッキリしていて網羅的かなと考えていますが、皆様にとっても納得のいくものでしたでしょうか?
もし、納得いくものであれば嬉しいですし、是非次回記事も見ていただきたく思います!
この朝活を成功させるための3つのポイントについて、知識にとどめず具体的な行動に移しやすくするため、各ポイントに対する補足情報と参考になる動画や著書を紹介します!
それではまた次の記事で!