何かを始めてみたいならインプット系の趣味がオススメ

インプット系の趣味を試しやすい理由

インプット系の趣味を試しやすい理由
  1. コンテンツを受給する側なので必要なエネルギーが少ない
  2. 必要な時間が予想できるので日々のスケジュールに組み込みやすい

コンテンツを受給する側なので必要なエネルギーが少ない

インプット系の趣味は何をすればいいかが比較的分かりやすい

インプット系の趣味はコンテンツが既に用意されていることが多いので、何をいつ実施するかを考えるだけで行動に移せるものがほとんどです。どの趣味を実施すればさえ決まっていれば、その中の選択肢から選べばいいので、「何をを」を考える労力は大分下がります。

つまり始める趣味さえ決めれば、何をすればいいかというのが非常に分かりやすいです。

アウトプット系の趣味は考えなくてはいけないことが多い

一方アウトプット系の趣味は同じ趣味の中でもその内容の種類やレベル感は千差万別です。そのため、何をアウトプットするか決めるだけでも自力で考える点が多くあり、対象が決まっても、どのように、どの程度取り組むかという点を考えるのにもエネルギーを必要とします。

人間は基本的に安定/習慣を好む生き物ですので、何かを開始する時は大きな負荷が掛かることとなります。さらに開始する際は継続中の時と比較して、考えることが多い点も、何かを始めようとするときの向かい風となります。

私も特に具体的な趣味を持たずに社会人生活をスタートしたため、何かを始めなければという思いはあったのですが、考える時間がなかなか取れずに何も始められない状況が続いていました。

何をすればいいかわかりやすいので、始めるためのハードルがアウトプット系の趣味と比較して低い。何か趣味を始めようと思うけど見当が特に無く、さらに何かを始める自信が無い、もしくは時間が限られる時に、第一歩目の選択肢としてインプット系の趣味を推奨する1つ目の理由です。

インプット系の趣味は実施の上での葛藤が少ない

また、インプット系の趣味は結果が見えずらいです。これはインプット系の趣味の難しい点ですが、取り敢えず始めてみる上では+要素となることもあります。

アウトプット系の趣味は結果が目に見える(知覚できる)形となるので、進捗がやクオリティが思い通りにならないことが如実に分かります。これは趣味を進める上で「本当に上達できるのか」、「自分に向いているのか」と早い段階で自信を無くしてしまう原因となります。

一方、インプット系の趣味は直ぐに近くできるのは実施しているかどうかという点です。これは実施者のその時のスキルに左右されることは比較的少ないので、取り敢えず始める、続ける上で不安や葛藤を感じることも少なくなります。

勿論、インプット系の趣味にも、インプットの質という重要なポイントがあり、見直しや取り組み方の改善が必要となります。しかし、自分のメイン(学生、社会人)以外の活動をほとんど実施していない身としては、何かを始めて習慣化するという初めのステップがまず重要だと思います。

このステップの時点である程度のハードルがあり、このハードルを超えてからでないと質を考える意味は無いためです。なのでこの時点では、インプットの質の細かい点までは触れないで、いかに始めて継続するかに焦点を絞りたいと思います。

インプットの質については自身の行動の見直しも兼ねて、いつか記事にしたいなと思います。

必要な時間が予想できるので日々のスケジュールに組み込みやすい

始めた趣味を継続するという第2の課題

新しい趣味を何とか始めても、忙しい学生、社会人生活の中で時間が取れず、気が付くと元の生活習慣に戻っていたという経験がある方はいらっしゃいますでしょうか。最初は順調でも、三日坊主といかなくても2週間、1か月と経つ内にどんどん活動が減っていくことも少なくないと思います。

趣味を始める段階で1つの壁がありますが、その後継続できるかも趣味を作る上での第2の課題となります。始めた趣味に対していかに時間を割いて継続した習慣とできるかを考えることも重要です。

実際に私も趣味を増やそうと試みた当初は継続がうまくいかず、ネガティブな経験の積み重なりとして、心のブレーキを重くしていました。

新しく始めた趣味を継続することによる好循環

勿論、趣味は人生を充実させるために行うものなので、試してみて合わないと思った趣味を無理やり続ける必要はありません。ただ、その合うかどうかわからない内に、特に理由も無く折角始めた活動を辞めてしまうのはもったいないことだと思います。

趣味は続けることで、その趣味の色んな側面に触れることで良さが分かったり、自分に合うかどうかを考える要素が増えます。例えば1つの趣味の中でも、自分の好みのジャンルとあまり興味が湧かないジャンルがあると思います。継続は趣味を続ける結果だけでなく、理由にもなると考えます。

また、1つでも何か新しいことを始めてそれが習慣化するだけでも、成功体験として嬉しさと自分の自信をもたらしてくれると思います(特に私のように三日坊主癖がある人間は)!

さらに別のことを始めることへの抵抗が薄くなり、モチベーションが上がり、新たな成功体験を生むことで、日々の過ごし方を改善する好循環に繋がっていきます!

継続する中で、その趣味が自分にとって幸せな時間となれば、やりたいと思う気持ちが必要な労力を逆転し、無意識があなたの体を趣味へ自動的に向かわせることになると思います。

継続する上での1つの工夫はスケジューリング

上記でインプット系の趣味に取り組む中の考えるポイントに「いつやるか」がありました。忙しい学生、社会人生活の中で趣味にエネルギーを注力する上で、「いつやるか」を考える労力も可能な限り減らしたいところです。

その中で組み込めるアイディアに、趣味のための時間を事前にスケジューリングすることが挙げられます。1週間の中でどのタイミングで実施をするかの目安を付けておけば、「何をすれば」だけを考えれば良いこととなり、趣味自体に割けるエネルギーを確保しやすくなります。

また定期的に振り返れるので、気付いたら行動できずに日々が経過していたという自然消滅パターンも回避しやすくなります。

これはあくまで目安のなので、週によって実施の時間や曜日を変更するのも自由です。

「毎週水曜日にやっているけど、今週は遅くなりそうだから火曜日にやろう」とか、「今日は夜に友人と予定があるから仕事前にやっておこう」とかですね。

また、毎週実施が出来ないものもあると思いますので、その場合は月や年単位の行動目標を決めることも手だと思います。

例:毎日帰宅後すぐに読書
  毎日仕事前に読書
  毎週平日と週末で1本ずつ映画を見る
  土曜日午前に美術館に行く
  奇数月に旅行を計画し、偶数月に旅行する  

アウトプット系の趣味は活動進捗と必要時間が比例しづらい

スケジューリングを考える上で大事なのは、その趣味にどれだけ時間が掛かるかという見積もりです。アウトプット系の趣味は求めるレベルに合わせて区切りも自分で決める必要があるため、掛かる時間が分かりづらいです。

このブログも1記事あたり、私の想定より3倍以上の時間が掛かっており、まさに難しさを実感しているところです笑

時間を掛けることが成果物の進捗に直結しないため、計画通りに進まないことで継続のモチベーション低下に繋がることもあります。その趣味の自分にとっての存在価値が見えてさえいれば、継続することは全く可能ですが、自分に合うか試行中の模索の段階だと大きなブレーキになります。

インプット系の趣味は必要な時間を予想しやすい

一方でインプット系の趣味は1活動あたりで必要な時間が見積もりやすいです。前回記事での例を見ると、映画であれば上映時間ですし、美術館であれば1-1.5時間+移動時間、グルメであれば食事時間(+移動時間)、旅行であれば行先により必要な日数が大体見積もれると思います。

そのため、日々の生活のどこのコマ、期間で実施するかのスケジューリングを立てやすく、習慣化もしやすいです。つまり、「いつやるか」を考えるエネルギーを抑えながら、趣味の活動時間を十分に確保することが可能となります。

趣味を続けるということは、前述の通り、趣味が自分に合っているか確かめるために必要ですし、この継続できているという事実自体が「新たな活動に挑戦できた」という自分の自信に繋がります。

この自信が日々の生活に変化を生みだす後押しとなり、例えば、他の趣味やアウトプット系の趣味を始める上での支えとなり、さらに、本当に自分に合う趣味や自分の人生をより有意義とするための重要な活動と出会う土壌となると考えます。

次回はインプット系の趣味から始めることを推奨するもう一つの理由、「インプットによる刺激で、自分が何をしたいのか気付くきっかけになりえる」について記載します。

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