計画力をもっと鍛えるには?

どうもです!これまで整理してきた社会人基礎力の12個の各スキルのそれぞれに、もっと鍛えるための日々の行動リストを紹介しています。

社会人に必要な12個のスキルとは?

スキルを身につける上で必要な要素を抽出し、それぞれに対してどのような行動がレベルアップに繋がるかをリスト化して考えていきます。

行動リスト日常の中で具体的に行動に移す上での皆様の助けとなりましたら幸いです!

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行動リストを全て実施するのは非現実的です。特に取り組むべきポイントを絞り、確実に日々の行動に移しましょう!慣れにもよりますが、個人的には特に重要と感じた3つに絞るのがオススメです。

今回のテーマは計画力です!

計画力とは?

計画力とは、目標を達成するために必要なプロセスを具体的に設計して行動に繋げるスキルを指します。

計画力は単にスケジュールを作成するだけの力ではありません。「どうやったら実現可能か」を深く考え、現実的かつ効率的なプランを作成する能力です。この力は目標や夢の実現可能性を左右し、人生を充実させるためのカギを握っていると言って過言ではないでしょう!

計画力を下記の要素に分け、それぞれを鍛えるための推奨行動を考えていきます!

  • 目標設定力:達成したい目標を明確に定める。そして達成目標、マイルストーン、そして行動目標に落とし込む力。
  • スケジューリング力:行動目標をスケジュールに落とし込み、効果的な順序で計画通りに進める力。
  • 進捗管理力:計画通りに進んでいるかを確認し、必要に応じて調整する力。

計画力を鍛えるために必要な要素と行動リスト

1.目標設定力

まずは計画を立てるステップ、特に目標設定力に着目します。

計画を進める上で最も重要なのはどこに向かうかという目標です。

目標という方向が無ければ日々どのように取り組めばいいかの計画が立てられません。また、この目標が曖昧だと、折角の日々の頑張りが成果に繋がりにくくなります。

適切な目標があるからこそ日々の頑張りにメリハリが出て、一貫した計画を立てることができ、大きな成果に到達できます。

それではどのような取り組みが目標設定力の向上に繋がるかを考えていきましょう!

①仕事

推奨行動目的日々の行動目標中長期的達成目標
明確な成果物を設定し、効率的に業務を遂行するSMARTフレームワークで目標を定義する・半年、1年先の目標についてSMARTを意識して目標を設定する
・毎日のタスク開始前に「今日の到達点」を数値で設定する
・3か月で案件ごとの成果物達成率を90%以上にする
・1年で自身の立てた目標達成率100%
適切なマイルストーンで進捗を確認するゴールから逆算してマイルストーンを設定する・1カ月以上かかるタスクは細分化し、毎週事のマイルストーンを設定
・週ごとに進捗レビューを実施
・長期的なタスクへのマイルストーン設定率及び進捗達成率100%
・年間プロジェクトの達成率90%以上
自分の中の優先度の高い目標、夢を確認する人生の上での優先度を確認する、より充実に繋がる目標に取り組む・毎月取り組みと夢/長期的な目標との連動性を確認する
・2か月ごとに自分の夢とその優先順位を確認する(タイムバケットの活用)
・1年間で挑戦を開始した人生の充実に繋がる活動を3つ以上
・3年間で叶えた夢を2つ以上
継続できる仕組みを作る自然と取り組みが継続できるようにする・内発的動機と紐づける
・これまでの習慣(通勤やルーティン、娯楽の前など)と組み合わせる
中長期的な取り組みの80%以上に自然と継続できる仕組みを作る
内発的動機を計画に組み入れるために

内発的動機とは自分の心から生まれた動機です。一方で地位とか報酬とか名誉のような、外からの報酬から与えられる動機を外部的動機付けといいます。

この両者の内、内発的動機に基づく行動の方がモチベーションが維持し、活動の上での創造性や成果も上がることが確認されています。

モチベーション3.0 持続する「やる気!」をいかに引き出すか(講談社+α文庫)では下記の3つが主な内発的動機付けの源泉として紹介されており、計画に組み込むコツを合わせて整理します。

これらの要素を取り入れることで、取り組みがより自然に継続しやすくなり、また活動より得られる充実感も増してくるでしょう!

内発的動機付け説明計画に組む込むコツ
自律性自分で決められる権限がある、仕事の「タスク・時間・チーム・手法」の自由度が高い、自己効力感が高いと創造性やモチベーションが上がる・受け身でなく主体的に動く主体性を鍛える
・取り組みに自分なりの工夫を加える
・メンバーの取り組みに自由度や裁量権を確保する
熟達成長を実感することで人はモチベーションがあがる、またフロー状態に入ると行動自体が目的となったり成果が上がる・能力に対し丁度良い難易度で目標を設定し続ける
・集中できる時間と場所を確保する
・成長度を視覚化しやすいようにする、定期的に比較する
・メンバーの成長を視覚化して伝える
目的仕事の意義「なぜこれをするのか?」を理解する、自分が意義のある活動に取り組んでいる・取り組みによりどのような社会、組織、周囲のメンバーへの貢献が出来るかを考える
・自身がどのような活動に意義を感じるか定期的に自分と対話する
・取り組みに対してどのような意義があるか考え整理する
・自身のコア・パーソナル・プロジェクト(自分にとって非常に重要な事柄)を設定する
・仕事やプロジェクトの意義を分かりやすくメンバーに説明する
取り組みを継続するのに役立つ書籍

上記内部的動機付けを活用して取り組みを維持させるのに役立つのが下記の本です。

また、内発的動機付けも活用しながら行動経済学という切り口で物事を続ける仕組み化を紹介する書式もあります。

j上記2冊はいずれも中々取り組みが続かないとお悩みの方にオススメです!

②リーダー

推奨行動目的日々の行動目標中長期的達成目標
チーム全員が共有できる明確な目標を作るチームミーティングで目標を数値化して発表会議ごとに「次の小目標」を確認チーム目標達成率を継続的に80%以上にする
各メンバーの強みや動機を活かす個人目標をヒアリングし組織目標とリンクさせる・1日1人、メンバーの進捗や強みをフィードバック
・毎月各メンバーに期待している役割を伝える
・半年後メンバーの目標達成率90%以上
・組織の目標の達成率80%以上
動機づけと納得感を高める内発的動機に紐づけて目標を策定毎回の目標設定で「なぜ重要か」を伝える半年後までに自律的に動くチーム文化の形成
成果や改善を見える化する仕組みを考えるKPIの管理を適切にする、メンバーのモチベーションを高める・KPIを定期的に共有する
・計画立案の際に進捗を管理・明示する方法を検討する
・2か月に1回各自の成長・貢献を見える化しフィードバックする
・半年後にメンバーのモチベーションを30%アップ
・一年後に各メンバーの成長実感率90%以上

③趣味

推奨行動目的日々の行動目標中長期的達成目標
趣味活動を継続できる目標を作る「3か月で成果」を基準にSMARTで設定毎週、趣味に関する小タスクを1つ実行1年以内に資格取得や作品完成などの長期的な目標達成
楽しみと努力のバランスを保つ逆算思考+ご褒美要素を組み合わせる・一週間あたりの行動目標を設定する
・基礎練習+「やりたいこと」を1日セットで実行
・半年間行動目標の達成率80%以上
・1年間で体系的に成長を実感するスキルを2つ以上
モチベーションを維持する内発的動機(自己表現・貢献)を意識する趣味日誌をつけて達成感を記録生涯にわたり継続できるライフワーク化

④家庭

推奨行動目的日々の行動目標中長期的達成目標
家族全員が満足する生活目標を作る家族会議で「家庭の年間目標」を話し合う月1回、家庭のイベントや改善点を話し合う家族での時間満足度を高め、関係性を強化
家計や生活習慣を計画に落とし込む節約・旅行などをSMARTに設定1日1回家計や予定を確認計画的に貯金を達成し旅行や大きな買い物に実現
子どもの教育・成長目標を具体化学習や体験を逆算思考で設定毎日15分一緒に学習・読書をする子どもの学習習慣と自己管理力を育成

1-1.目標設定力:SMARTについて深堀

目標設定の上で組み込むべきポイントをまとめたのがSMARTです。仕事とリーダーの場面について、SMARTのそれぞれの要素を組み込むための取り組みを紹介します!

①仕事

推奨行動目的日々の行動目標中長期的達成目標
Specific(具体的)ゴールを曖昧にせず、成果物を明記する・計画設定時にタスクに「完了の定義」を書き込む
・1日、1週間当たりのマイルストーンを明確に設定する
・3か月で全ての目標に対して具体的なゴールを設定
・6か月でタスク達成率95%以上
Measurable(測定可能)成果を数値・指標で表す・毎日の行動目標、毎週のマイルストーンを明確に設定
・毎週KPIの進捗を確認
年間で主要KPIを達成
Achievable(達成可能)リソース・時間を踏まえて現実的に設定・タスクを分解し「小目標」に落とす
・毎月目標の達成可能性を見直し
計画達成率を80%以上に安定化
Relevant(関連性)個人目標を組織目標とリンクさせる・1日の仕事を「部署目標と照合」
・3か月後に部署やチームへの自身の貢献度を評価し不足部分を計画を立てる
半年で個人貢献が部署目標に直結
Time-bound(期限)明確な期限を設定し逆算計画を立てる・毎週、毎月毎のマイルストーンを設定する
・期限のない取り組み(重要/非緊急項目等)に期限を明確化する
納期遅延を半減し、顧客信頼向上

②リーダー

推奨行動目的日々の行動目標中長期的達成目標
Specific(具体的)チーム目標を「誰が・何を・どの水準で」まで明示・会議で「成果イメージ」を図や数値で示す
・会社や組織の目標を個人の行動ベースに落とし込む
メンバー全員が目標を即答できる状態を作る
Measurable(測定可能)チームKPIを可視化し共有毎週1回、ダッシュボードで進捗確認年間でチームKPI達成率90%以上
Achievable(達成可能)各メンバーの能力・負荷を踏まえて配分2週に1回各メンバーに声かけし負担感を確認無理のない計画、役割分担で生産性を10%向上
Relevant(関連性)チーム目標を会社のビジョンと紐づける・目標設定時に「この仕事の意義」を伝える
・チーム目標より期待することを書くメンバーに伝える
・メンバーの仕事満足度を向上し離職率を低下
・各メンバーの貢献への実感度を20%アップ
Time-bound(期限)チーム全体で期限を共有し逆算する・毎週「今週の優先タスクと期限」を再確認
・中長期的タスクに対し、マイルストーンや期限を明確化する
プロジェクトの納期遵守率95%以上

1-2.目標設定力:各種目標への落とし込みについて深堀

また、目標設定力の上で大事になるのが、達成目標の明確化、そして、そこからマイルストーン、行動目標に落とし込む力です。

仕事、リーダー、趣味のそれぞれの場面で各種の目標を設定する力を強化するアプローチを考えてみましょう!

①仕事

推奨行動目的日々の行動目標中長期的達成目標
達成目標を具体的かつ評価できるように設定する成果を「誰が見ても同じ基準で判断できる」形にする・1,3,5年後に到達したい目標を設定し、毎月内容を精査する
・定性的な目標も定量化して数値で測れる形にする
・中長期的な目標の測定可能率95%以上
・半年で90%以上のタスクを予定通り達成
マイルストーンに落とし込む進捗状況を把握し調整しやすくする・ゴールから逆算して「中間到達点」を設定
・進捗確認の頻度を固定化する(例:毎週金曜)
・半年で進捗確認の実施率を100%
・納期遵守率95%以上を維持
行動目標に落とし込む日々やるべき行動を明確化する・マイルストーンに対し日々必要な行動量を設定する
・毎朝タスクを3つに絞り込んで実行
・行動目標とマイルストーンの連動性を確認し、行動目標を調整する
・生産性を半年で20%向上
・行動目標とマイルストーン・達成目標の連動性を30%アップ

②リーダー

推奨行動目的日々の行動目標中長期的達成目標
チームの達成基準を明確に示すチームが目指す目標や意義を明確化、メンバーのモチベーションをアップ・「数値+質」を組み合わせてチーム目標を定める
・目標を組織のビジョンと紐づけて「意義」を明示する
・会議で成果指標を数値と具体例で示す
・チームKPI達成率90%以上
・半年でメンバーの目標理解度100%
マイルストーンに落とし込むメンバーが状況や進捗を判断し調整しやすくする・メンバーごとに役割単位で中間目標を設定
・毎週メンバー毎に進捗を確認
・マイルストーンに対する到達度を毎週or毎月見える化し展開
達成度合いを見える化し遅延ゼロに近づける
行動目標に落とし込む各メンバーに役割を細分化して割り当てる・達成目標達成のために必要な日々の行動を明確化もしくは一緒に考える会を開催
・強みやキャラクターを考慮し特に注力してもらいたい行動目標を伝達
メンバー全員が自立的に行動できる体制を構築

③趣味

推奨行動目的日々の行動目標中長期的達成目標
達成目標を明確化する到達点を明確化することで日々の行動の効率を高める・趣味の最終的な到達点を決める(例:マラソン完走、曲演奏)
・練習ごとに「達成基準」を定め目的を明確化
1年以内に設定した目標を達成
マイルストーンに落とし込む進捗を実感しモチベーションを維持する・毎週、毎月あたりの到達目標を設定する
・毎月「進歩の証」を記録する
半年ごとに明確なレベルアップを実感
行動目標に落とし込む趣味の目標を日々の練習に細分化する・毎日15分、30分、60分枠でできる練習内容を設定
・行動目標の進捗を振り返るタイミングを計画
1年で習熟度を定量的に評価(例:速度、距離、演奏精度)

2.スケジューリング力

どんなに素晴らしい計画や目標設定をしても、行動に移せなければ意味がありません。

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推奨行動に対して日々の行動目標を設定しているのも、実際の行動に移しやすくする意図があります。

計画とタスクをスケジュールに落とし込むコツを考えていきましょう!

①仕事

推奨行動目的日々の行動目標中長期的達成目標
優先順位を明確化してタスクを整理する重要な業務に集中し成果を最大化する・毎朝タスクを重要度・緊急度で分類
・重要なタスクをこなすために時間をブロックする
・半年で行動目標の達成率90%以上
・半年で「重要かつ緊急」の対応遅れをゼロにする
・半年で重要項目の目標達成度90%以上
締切から逆算してスケジュールを立てる納期を守り、信頼を高める・タスクごとに「完了予定日」を必ず設定
・タスクを細分化してマイルストーンを達成
プロジェクトの納期遵守率95%以上
集中時間と調整時間を分けて計画する集中力を維持し効率を高める午前は集中タスク、午後は調整業務を配置生産性を半年で20%向上
不測の事態を見越してバッファを確保する突発対応による混乱を減らす毎日30分以上を予備時間として確保突発対応による残業を50%削減

②リーダー

推奨行動目的日々の行動目標中長期的達成目標
チーム全体の進行を見える化するプロジェクト全体の把握と透明性を高める週次で進捗表を更新し共有チームプロジェクトの遅延ゼロ
会議や報告の時間を最適化する無駄を削り意思決定を早める・会議は目的と終了時刻を事前明示
・個人ワークは事前準備を依頼
会議時間を30%削減し意思決定を迅速化
メンバーごとの業務負荷を考慮して配分する公平性を保ちモチベーションを維持する毎日1人に声かけして進捗と負荷を確認半年でメンバー満足度を20%向上
計画と実績のギャップを早期に把握する進行の誤差を最小化する毎週1回「進捗差分」をチェックプロジェクトの進行精度を90%以上に改善

③趣味

推奨行動目的日々の行動目標中長期的達成目標
趣味の活動時間を固定して習慣化する趣味の活動時間を固定して習慣化する毎日15〜30分を趣味の時間に確保半年で週5回以上の趣味時間を維持
目標に向けた練習計画を分割する大きな目標を着実に達成する小さな練習ゴールを毎週設定1年以内に趣味で設定した大きな目標を達成
学びや活動を記録して振り返る成長を実感しモチベーションを高める毎回「進歩ポイント」を1つメモ半年後に上達の可視化(例:曲数、距離、作品数)
趣味と他の生活リズムを両立させる無理なく楽しみ続ける・就寝・起床に影響しない時間帯で設定
・続いている習慣と楽しみを組み合わせる
就寝・起床に影響しない時間帯で設定

④家庭

推奨行動目的日々の行動目標中長期的達成目標
家族の予定を共有し合う仕組みを作る予定の重複や忘れを防ぐ毎朝5分で家族の予定を確認半年で家庭内の予定忘れをゼロにする
家族イベントや要望を事前にカレンダーへ反映家族全員の満足度を高める毎週末に来週の予定を記入家族イベント参加率90%以上
家事・育児の分担を時間で割り振る公平に役割を担い家庭の調和を保つ1日1回、家事を担当時間で区切る半年で家事・育児負担の不均衡を解消
突発的な家庭の用事に対応できる余裕時間を確保ストレスを減らし柔軟に対応する毎日30分を予備時間に設定家庭トラブルによる生活の混乱を大幅削減

3.進捗管理能力

計画力の中で最後に重要となるのは進捗管理能力です。

当初の予定通り計画が進むことは稀です。進捗が予定通りあるかを適時確認し、目標達成のために修正することが必要です。

どのような点に注意すれば進捗管理能力が上がるのか?アプローチを確認していきましょう!

①仕事

推奨行動目的日々の行動目標中長期的達成目標
進捗を定期的に可視化する(ガントチャートやタスク管理ツール)プロジェクトを計画通りに進める・KPI進捗や行動目標の達成状況を可視化する
・毎日のタスク完了率を記録する
毎日のタスク完了率を記録する
計画値と実績値を毎週比較する計画と実績の差を正確に把握する毎週末に進捗率を計算し記録する計画達成率を90%以上に維持
計画達成率を90%以上に維持チーム間の連携を強化する毎週5分の情報共有を行う他部署連携による遅延を半減させる
優先順位をつけたタスク管理リソースを効率的に配分する毎朝タスクを優先度で整理する業務効率を前年比15%改善する
タスクの優先順位を再調整する突発的な変更に柔軟に対応する急な変更があった場合に翌日までに再スケジュール突発対応後も主要マイルストーンの95%を達成
ボトルネックを洗い出す課題発生を早期発見する・進捗度に対して評価方法とタイミングを設定する
・毎週チームでリスク点検を行う
問題発生から1週間以内に対策実施率90%達成

②リーダー

推奨行動目的日々の行動目標中長期的達成目標
定例会議で進捗確認を行うチームの進捗を正確に把握する・KPIやマイルストーンに対する適切な指標、評価方法を設定する
・毎週、進捗確認用の指標を更新する
チーム全体のタスク達成率を90%以上維持
メンバー自身に進捗報告を任せるチームの自律性を育む毎週メンバーから自主報告を受ける自主報告率100%を定着させる
遅れが出ている人にサポートを行うメンバーを支援する・毎週1人以上に状況確認を行う
・状況に応じてサポート追加や増員を検討する
チームの遅延タスクを年間20%削減
PDCAサイクルを回す成果を振り返り改善につなげる、遅延原因の分析と改善策を促す・毎月1回レビュー会議を実施する
・遅延が出たら必ず原因を議論し分析する
・改善提案の実行率80%以上を達成
・半年で有効な改善策を5件以上特定、チーム外にも共有する
達成した進捗をその場で承認・称賛成果を評価しモチベーションを維持する毎日1件以上のポジティブフィードバックを行うメンバー満足度調査で80%以上を達成

③趣味

推奨行動目的日々の行動目標中長期的達成目標
計画の進捗状況を定期的に確認する趣味を継続し達成感を得る1日の練習・活動時間を記録する半年で計画した作品や成果を完成させる
小さな成果を区切って達成する成長を実感する毎週の進捗をSNSや日記で記録する1年で目標スキルを1段階向上させる
充実感を振り返る趣味の方向性を調整し、人生の充実に繋げる・日々の過ごし方を振り返り充実度を確認、優先度付けを見直す
・成果が自身の人生の満足感に繋がっているか確認する
半年で趣味による充実度の実感を30%アップ

④家庭

推奨行動目的日々の行動目標中長期的達成目標
家事や予定を見える化する(家族カレンダー活用)家庭のタスクを円滑に進める毎日やった家事を共有する家庭内での家事分担満足度80%以上を実現
家族会議で進捗を確認する家族の予定を調整する毎週末に次週の予定を確認する家族イベントの実施率を年間90%以上にする
生活での課題を共有・改善する問題を早期に解決する毎月1つ課題を話し合って改善する家族間トラブルを半減させる

3-1.進捗管理能力:数値化のコツ

進捗管理能力において重要なのが、進捗や達成度を数値化して定量化でする力です。

数値化が上手く行っていると、進捗・達成度の評価。修正要否の判断、認識の共有がしやすく進捗管理や実行がしやすくなります。

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現在の取り組みの行動目標と中長期的達成目標でも数値化を意識して目標を設定しています!

しかし、やってみると難しいのが数値化。私も苦戦していますし、目標設定の際に相談を受けることが多いポイントです。

そのため数値化のコツについて深堀して推奨行動を考えてみましょう!

①仕事、③趣味

推奨行動目的日々の行動目標中長期的達成目標
プロジェクトのゴールや成果をKGI(売上増、顧客数、作品数など)で設定する成果をKGIとして数値化するプロジェクト開始時にKGIを1つ明確化する半年後にKGIの達成率を80%以上にする
中間指標(例:提案件数、顧客接触回数)をKPIに設定プロセスをKPIで管理するKPIを週1回レビューし進捗を記録・3か月以内に主要KPIの達成率を70%以上にする
・KGIとKPIの連動率80%以上
行動(例:商談回数、報告書作成数)をKDIに設定行動をKDIで落とし込む・個人の目標に行動目標(KDI)を採用する
・毎日終了時にKDIを確認・記録
KDI達成率を継続的に90%以上に維持
達成状況(顧客満足度等)を5段階評価にして数値化定性データを定量化する・KGIもしくはKPIに対し〇段階評価の採用適否を判断
・アンケートを実施し結果を記録
半年で平均満足度4.0以上を維持
KDIは毎日、KPIは週次、KGIは月次でレビュー振り返りのタイミングを計画段階より設計する・各種Indicatiorの振り返り時期を設定する
・各種Indicatorに対して適切に振り返り
各種レビューの実行率100%

②リーダー

推奨行動目的日々の行動目標中長期的達成目標
部署全体の成果をKGIとして明示チーム全体のKGIを共有する毎月の会議でKGIをチームに共有半年後にチームKGI達成率を80%以上にする
チーム全体の業務進捗をKPIで定義チームKPIを数値で可視化する毎週進捗会議でKPIを確認チームKPI達成率を四半期で20%向上
メンバーごとに行動目標をKDIで数値化個人KDIを設定し管理する,
各自の取り組むべきものを明確化
毎週メンバーのKDI達成状況を確認半年以内にメンバー全員のKDI達成率を85%以上にする
メンバー満足度や成長度を5段階評価で測定定性評価をスコア化する月1回の振り返りで自己評価や目標と比較チーム平均評価を4.0以上に維持
KPIを週次、KGIを月次で振り返る場を設定振り返りサイクルを仕組みにする定例会議に振り返り時間を組み込む・振り返り実施率を100%にする
・半年後にチームKGI達成率を80%以上にする

KGI, KPI, KDIについて

「実行力」の記事でも紹介した通り、目標となるKGI(Key Goal Indicator)目標達成に必要な要素かつマイルストーンとなるKPI(Key Performance Indicator)に加え、行動目標となるKDI(Key Do Indicator)を設定することで、目標をタスクレベルまで細分化して落とし込むことが可能となります。

それぞれのIndicaterを明確に設定することで、どのような取り組みが必要かを具体的に計画でき、またいつどのような視点で振り返ればいいかの基準をKPIとKDIから得られるので、日々の習慣、計画の妥当性、進捗の評価が可能となります。

「鬼速PDCA」の図を参考に作成、階層ごとに達成基準を設定する

この指標のおき方は下記書籍から学びました。PDCA自体も使いこなすのにコツが必要です。体系的なアプローチを学び、PDCAを自分の武器とするのにもオススメの一冊です!

終わりに

「計画力」は、目標達成を支える強力なスキルです。このスキルを鍛えれば、あなたの仕事や日常生活はさらに効率的になり、より充実した日々を過ごせるようになるでしょう。

計画を立て実行する習慣を身につけることで、大きな目標や夢の達成確率がアップし、人生の質が向上します!

「明日から始められることは何か?」を考え、計画力を鍛えるための計画を考えてみるのも一歩かもしれません。

それではまた次の記事で!

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