アウトプット系の趣味でより楽しい毎日へ-6/6:人間関係を深める、広げる

アウトプット系の趣味による恩恵について、私の経験をふまえながら具体的な内容へと掘り下げ中です。最初は3記事ほどにまとめる予定が、メリットがドンドン出てきて7記事目に突入してしまいました。最初の記事はこちら「アウトプット系の趣味でより充実した人生へ」です。

前回「成果物を作り上げる」という観点の内、 継続による達成感自信の増幅、そして、個性人生の目標確立という長期的な視点で記載をしました。今回は少し視点を変えて人間関係という観点で記載します。

人間という社会的な動物、生きる上で社会との関わりは欠かせません 。今回はアウトプット系の趣味により、人間関係にどのような影響が期待できるかを記載していきまう。

学生時代は進学するたびに新しい関係が自動的に増えていきましたが、社会人になってしばらくすると、人間関係の広がりは鈍化します。人間関係が広がらない、現在の交友関係も新しい話題が無くて新鮮さを感じない。そんな悩みを持っている方に、人間関係のマンネリ化を解消するアウトプット系の趣味による効果をご紹介できればと思います。

人間関係にも嬉しい変化が?-成果物によるメリット

話題の種としてコミュニケーションを活性化できる

皆さんは日常会話でどのようなテーマを話題とされますでしょうか?「天気の話」が無難な話題として有名になるほど、会話における話題の選択多くの人にとって悩みの種ではないでしょうか。

色々な話題をふってみるけど共通の話題が見つからず会話が弾まない、そもそも話題のきっかけすら見つからない気まずい時間を思いだされた方も少なくないでしょう。

ここで話題のきっかけにもってこいなのが趣味の活動です。「週末はなにしているの?」、「仕事終わりはなにしているの?」というのは日常会話でよく聞く会話フレーズです。ここで回答できる活動が特にない場合は沈黙の時間に戻ってしまいますが、何か趣味を持っていれば話が広がります

さらにアウトプット系の趣味に特徴的な点として、活動の発展に伴い内容もどんどん更新できます。そのため、同じ相手でも会うたびに更新した話題を提供できます

近年はコンプライアンスやハラスメントの観点から、相手のプライベートのことを聞きづらい世の中となっており、話題の種はどんどん減っています。一方、趣味の話はそのような懸念無しで話題にしやすいテーマであるため、私も重宝しています。


仕事の話だと愚痴になりがちで、折角の会話が暗いものになりがちですが、趣味なら前向きで明るい会話となりやすい点もお気に入りのポイントです。

また、これは一方的な話題提供というわけではなく、仕事場でもプライベートでも「今どんなことやっているの?」と質問をいただく回数が多くなりました。

そのため、自分の中での話題の選択肢となるのみでなく、自分の趣味の活動相手の関心や話題にもなるのだなという気づきを得ています。


アウトプット系の趣味に取り組んでいる人の割合が少ないという珍しさも理由の1つでしょうか?もはや、挨拶のように最近の進捗に関する質問から会話が始まります。

アウトプット系の趣味は話題を広げやすい?

アウトプット系の趣味は行動や成果物が伴うため、実際に何をしているのかを明確に伝えやすいという特徴があります。そのため質問による深堀で話題を広げやすいです。また、話題の内容は自分の活動がベースとなります。

インプット系の趣味でも共有は可能ですが、自分の活動というよりは、主に作品や内容の共有となります。そうなると、話題の対象がヒトではなくモノとなります。相手がその作品や分野に関心が無いと話が広がりにくいと感じています。話の引き出し方が上手である場合を除いて、2,3回の当たり障りのないキャッチボールで終わりというケースがほとんどではないでしょうか。


共通の趣味があればいつまででもしゃべれるのですが、会話する相手全員と共通の話題があるとは限りません。

その点、アウトプット系の趣味については、話題の対象自分の行動成果物となります。その趣味自体に知識や興味が無くても、その人に関心があればもっと話を聞いてみたくなります。趣味その人を構成する大きな特徴の一つであるためです。

アウトプット系の趣味は活動の具体性という観点でも話を広げやすいですが、ほかにも、その活動を始めたきっかけやその目的などパーソナルな面にまで話題を広げられるというポイントがあります。


完全な私見ですが、アウトプット系の趣味や活動で話が盛り上がるかで交流の優先度が自然と付き、お互いにリスペクトしあえる友人と過ごす時間が増えてきたなという印象があります。

自然な個性のアピールへ

そして、趣味の活動内容は前回記載した通り、好みや価値観が色鮮やかに反映されるため、自然な会話の流れで自分の個性を周囲にアピールすることが出来ます。

これは自分が見られたい本当の自分と、周囲が認識している自分の姿とのギャップを埋める効果があります。このギャップが大きくなると、周囲の期待に応えるためにふるまいを変える必要があり、ストレスの原因となります。


このふるまいはペルソナともいわれますね。

逆に自分の希望と周囲の認識間でのギャップが小さければ、自分らしく自然にふるまえる時間が増えます。これは日々のストレスを減らすのみでなく、自分のアイデンティティの強化につながり、個性を更に伸ばすことを可能とします。

アウトプット系の趣味はあなたの潜在的な魅力を引き出すきっかけとなるのです。

お互いの活動の応援も?-エネルギーをGiveしあう関係へ

また、アウトプット系の趣味の活動の共有が、友人同士でエネルギーをGiveしあえる関係に繋がることがあります。

テレビ等で人の頑張る挑戦する姿を見た時に、「自分も何かをやってみよう」、または「自分も頑張らなきゃ」と思う時があると思います。しかし、始める前にやる気が無くなってしまったり、また始めても長続きしないことがありませんか?

この原因はその刺激に触れるのが一時的で動機付けが続かない、そしてその人が遠い存在のように感じるためであると考えます。相手が遠い存在であると現実感が薄れ、自分でもできるという自己効力が湧きづらいです。

もしここでエネルギーを貰えるのが身近な家族や友人であった場合、この2つの原因を解消できます。相手が身近であれば普段から相手の頑張りに触れられるため、自分も頑張ろうと勇気を定期的にもらえます。また、相手が身近であるため、自分も頑張れば何か出来るかもという自己効力に繋がりやすいです。


細かい苦労のポイントや乗り越えた工夫等を聞きやすいという観点でも助けとなります。

そして、実際に活動に取り組み、その進捗を共有することで今度は自分がGiveする側になれるのです。

挑戦や頑張る姿は周囲の人間に勇気を与えます。その勇気自体は小さいかもしれませんが、その人の大事な挑戦への一歩を踏み出す決め手となるかもしれません。そして、相手が一歩を踏み出すその姿から自分も勇気をもらう。このような好循環をもたらす関係への発展が期待できます

私も友人の活動には日ごろから勇気をもらい、このブログを含めた新しい活動を始めるきっかけとなっております。また、逆に私の活動から挑戦への勇気を貰ったという有難い言葉や、実際に新しい趣味を始めてみたといううれしい報告を友人からいただいています!


油絵の入賞などの具体的な成果がない現在ですが、このような周囲の反応があっただけでも、始めた成果があったのかなと強い達成感が得られています。

そもそも人とのコミュニケーション自体がアウトプット?

人に何かを伝える時、何かしらの形でアウトプットが必要となります。ある作品を観た事実や感想についても、人と共有するためには、言葉という形でアウトプットします。

ここに、新しい活動を始めるためのヒントが隠されています。

アウトプット系の趣味といわれても、何をすればいいか思いつかない方も少なくないと思います。しかし、もしインプット系の趣味があれば、そこからアウトプット系の趣味へ発展させられる可能性があります。

例えば作品を視聴した後の感想も、まとめていけば立派なアウトプットとなります。そこにその人独特の視点があり、アウトプットの面白さを増しているのであれば、付加価値の創造を意味しています。。

活動で得られたインプットや、それに対する自分の見解、そしてインプットの上でのノウハウ等を整理し、周囲に発信する。この整理と発信のステップを追加するだけで、現在取り組んでいる活動の価値を高めることができるかもしれません。

周囲の人に対して、自分の活動をより役立つものにできないか考えてみること自体もワクワクする取り組みになると思います。

インプットした情報の活用については以前の記事にも記載しているのでこちらもご参照ください。

新しい人間関係の形成

社会人になってから、交友関係が中々広がらないなと感じる方は少なくないと思います。趣味は新しい交友関係を作る有用な手段にもなります。

趣味があればその一環で教室やクラブやグループに入り、そこで新しい人間関係ができるというのが一番イメージしやすいでしょうか。

そのような場では、それまでの学生時代や会社より年齢や出身、経歴も含めて多様なメンバーが参加しているため、そこから得られる刺激も大きくなります。人間関係のみでなく視野を広げるきっかけや、先人の経験を直接学ぶ機会を得ることも期待できます。

また、前述の個性の発揮による効果で、これまでの人間関係の中から、深い交友になる友人が出来ることもあります。

実際私も、入社後約7年間ほとんど会話したことのない会社の同期がいましたが、油絵への取り組みをたまたま共有したことをきっかけに、向こうから積極的に話しかけてくれることが多くなりました。今では油絵の活動について一番関心を持ってくれている友人であり、下記の絵はその友人からの依頼でプレゼントのために描いたものです。

人生で初めて人に贈った絵


現在では、年に2回家に招いていただき、将来の夢や現在の取り組みを前向きに共有できる貴重な友人となりました。

所属するコミュニティを増やすと何が起きるか?

また、人間には所属の欲求があるため、複数のコミュニティへの参加は安心感を高めます。所属コミュニティが限定される場合、そのコミュニティの存在感が強くなりコミュニティへの依存度を高めてしまいます。コミュニティを失わないために我慢が必要なことが多くなり、周囲に合わせてふるまう時間を増やしストレスの原因となります。

複数のコミュニティを持っていれば、その中から自分がより自然にふるまえる居心地の良いコミュニティが出来てきます。すると、そのコミュニティで過ごす時間が自然と増え、自分らしく過ごす時間が増えて、ストレスを軽減できます。

コミュニティは人間にとって重要な存在ですが、全てが有益なものとは限りません。コミュニティによっては、所属により個性を否定され、エネルギーや時間を奪うだけの有害なコミュニティも存在します。

複数のコミュニティを持つことで、自分にとっての有害なコミュニティから離脱するという選択も可能になります。複数のコミュニティへの所属は自由な人生を選ぶための土台となるのです。


全部のコミュニティに100%のエネルギーを注ごうとすると、消耗してしまうので、自分のキャパシティは注意が必要です。

SNS(ソーシャルネットワークサービス)の活用

また、SNSの発達アウトプット系の趣味に追い風をもたらす大きな要素です。SNSの存在により、アウトプットの共有が容易になりました。周りの反応が分からない中で黙々と作業を進めるのは根気がいる作業です。

SNSにより、手軽に自分の活動に対する反応を得ることが出来、活動を継続するモチベーションを得たり、その反応から軌道修正も出来ます。

実際私は、始めて3年弱の油絵の進捗をアップロードするTwitterアカウントを作りました。油絵の技術自体はまだ皆無に等しい状況ですが、5月に開始して3か月とちょっとの8/7現在でフォロワーが236までいき、つぶやきも一番多いもので76個いただくこともありました。

現実で200人を超える人と交流をもったり、知らない人から反応をもらうことは中々難しいと思います。

投稿頻度も1,2日に1回程度で、メッセージやリツイートをしなくても、上記のような結果を得られました。そのためSNSの活用が上手でマメな方であればより大きな成果が得られると思います。

アウトプット系の趣味についてのSNSの活用は下記の理由でオススメです。

  • フォロワー、いいね、リツイート、コメントをもらうことでモチベーションがあがる
  • フォロワー数の増加という形で活動の進捗を実感できる
  • 自分の活動により他の人への影響を期待できる(これはまだまだ努力目標ですが。)
  • 他の方の作品に触れあうことで刺激をもらえる


一方で、活動の「目的」が承認欲求になってしまうと、満たされない苦しみに苛まれることになるので、SNSは目的ではなくあくまで手段であるという割り切りが重要です。

まとめ

アウトプット系の趣味による「 成果物を作り出すことにより得られるもの 」の内、「アウトプット系の趣味による人間関係への影響」という観点で記載しました。

冒頭記載した通り、人間として生きる上で社会との関わりは欠かせません。人間関係や社会との繋がりというのは人の幸せとして重要な要素となります。

アウトプット系の趣味は様々な観点で人間関係にメリットをもたらします。

コミュニケーションを円滑にするという話題から、個性のアピールという周囲の人とのかかわり方をより自分らしく自然なものにする促進剤、そして、新しいコミュニティを形成するきっかけともなります。

今はSNSやweb上のコミュニティも発展により、誰でも発信力を持てる時代となりました。このツールを活用してアウトプットの成果物を広く共有することで、社会への貢献度を高めることで、自分の生きている価値や意味を強く実感することも可能です。

また、個人的にはそれぞれの活動が、それぞれの活動のモチベーションになり、より自由な観点で新しいものが色んなところから出てくる世の中になれば、みんながより自分らしく幸せで豊かな社会に近づけるのではと考えています。

このブログもそのような社会を実現するための1歩となれることを目指していきます

ここまで、アウトプットの趣味により期待できるメリットを紹介してきました。今後も活動を通して、補足できる情報があれば随時更新していこうと思います。読者の皆様にとって、気づきや役に立つ点が一つでもあれば幸いです!

それではまた次の記事で!

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