名作を読んでみる「風と共に去りぬ」第四巻-後半:読書日記

名作を読んでみるシリーズ、「風と共に去りぬ」第四巻の後半です。初回(第一巻)はこちらで、前回(第四巻前半)はこちら

事業家への挑戦を始めたスカーレット、事業は収益を出す一方で様々な問題を抱えており、また周囲の制止を振り切っての行動により、孤立化していきます。

また、北部政府の圧政解放奴隷の横暴秘密結社KKK(ケー・クラックス・クラン)の結成により、不穏な気配が本格化し、スカーレットにも遂にその影響が迫ります。

それでは早速後半に入っていきましょう!

登場人物:今回の記事に関係する人と情報に限定(新潮文庫より引用)

  • スカーレット・オハラ:本作のヒロイン。<タラ>の大農園主オハラ家の長女に生まれたが、夫を失い、遺児ウェイドとともに帰郷した。
  • ジェラルド・オハラ:スカーレットの父。妻エレンの病死のために自失してしまった
  • メラニー:愛称メリー。アシュリ・ウィルクスの妻で、ボーと呼ばれる子を生んだ。
  • アシュリ・ウィルクス:スカーレットが想いを寄せるウィルクス家の長男。南北戦争に従軍後、<タラ>に身を寄せている。
  • マミー:もとはエレンの実家に仕え、スカーレットの乳母でもあったオハラ家の使用人
  • スエレン、キャリーン:スカーレットの妹たち
  • フランク・ケネディ:スエレンの婚約者だったがスカーレットと結婚した。商店と製材所の経営に関わる
  • ピティパット・ハミルトン:チャールズとメラニーの叔母
  • ピーター爺や:ハミルトン家の使用人
  • ウィル・ペンティーン:身寄りのない南軍復員兵で<タラ>で働く
  • レット・バトラー:密輸で巨利を得る無頼漢。社交界の嫌われ者だが、不思議な魅力でスカーレットに接近する。南北戦争後は政府の資産を横領した嫌疑をかけられ捕縛された。

第四部

みなさんにも、わたしにも、オハラさんと似たところがあります。同じような弱みや欠点を持っています。わたしたちも外側からやってくるものに負けないのは、オハラさんと同様です。(中略)ところが、ときとして自分の中にある弱さには瞬く間に屈することがある。それは、オハラさんのように愛する人を失ったからとはかぎりません。人生の発条(ばね)となる生きがいはそれぞれ違うからです。

風と共に去りぬ第4巻 ミッチェル p230-231

アトランタで事業を進めるスカーレットの元に父ジェラルドの訃報が突然飛び込みます。上記はジェラルドの葬儀におけるウィルによるお別れの挨拶の場面です。

ウィルは戦後身寄りがなく、帰還中に施しを受けた<タラ>に身を寄せて働いています。スカーレットがアトランタに行ってからは<タラ>の大黒柱的な頼りになる存在となり、妹のスエレンとの結婚を決めていました。

南部の葬儀はお祈りの後に故人へ参加者がお別れの挨拶をする風習がありましたが、いろんな感情と言葉が溢れる場であることから、揉め事の原因ともなっていました。特にジェラルドの死にスエレンが絡んでいたことから、場が荒れることが必至の状況でした。

そこで、揉め事を回避するため、ウィルは策を講じて真っ先に別れの挨拶に名乗りを上げます。ウィルは、妻エレンの死により、ジェラルドは生きがいが無くなりすでに死んだ状態であり、ジェラルドの死は悼むべきものではなく、むしろエレンとの再会となる救いであると聴衆に訴えることで、葬儀の雰囲気を変えることを狙います。

この場面のウィルのセリフや見事な計略は全体的に名場面なのですが、下記2点の理由により特に印象に残ったこのセリフをピックアップしました。

  • 外から来る敵内に秘める弱さという脅威の分類について、一見順調な時でも急にくじけてしまう原因が自分の内に潜んでいる可能性があるという気づきとなりました。
  • 人によって人生の生きがいが異なる、そこを理解しないと、価値観の押し付けコミュニケーションのすれ違いに繋がる可能性があるという学びとなりました。

強い風が吹けば、ごく柔軟にふるまう。しなやかなほうが得だと知っているからね。なにか困ったことが起きたら、動かしようのないものには、四の五の言わずこうべをたれる。しっかり働いて、にっこりしながら時機を待つ。その間も、格下の人間たちに調子をあわせ、彼らから頂けるものは頂く。そうやって充分に力がついたら、むこうの首にまたがったところでいきなり蹴りを入れる。これがわたしたちの生き残りの秘訣だよ。

風と共に去りぬ第4巻 ミッチェル p244-245

<タラ>近郊に住む長老的存在であるフォンティン祖母が、どんな苛酷な状況でも賢く生き抜き復活する秘訣をスカーレットに伝える場面です。

人生は常に自分の思い通りになるとは限りません。思いがけない逆境に見舞われることもあります。そんな苦境を乗り越える上で現代の我々でも参考になるセリフだと感じピックアップしました。

自分の人生を生き抜く上で重要なことは、反脆弱性という言葉にもなる通り、硬さではなく折れないことです。心や気持ちが折れてしまっては立ち直るのは難しくなるため、不要な争いやエネルギー浪費を回避して、状況を受け入れるべき場面も出てきます。

状況を受け入れた上で、自分が対応できる範囲で状況改善を目指す。そして小さい改善の継続により態勢を整え、最終的には状況の打破を試みる。そのような柔軟性したたかさが重要であると、フォンティン祖母はスカーレットに伝授します。

人の力でどうしようもできないことには労力を割かずに受け入れる。そして、その中でも良く生きるための努力を継続するという姿勢は、最近読んだスコラ哲学でも主張され、大事と感じたポイントであったため、より印象に残りました。

「いいや、だめなんだよ、スカーレット。これはぼくにとって最後のチャンスなんだ。ぼくは北部へ行く。ここでアトランタへ行って、あなたのもとで働いたら、それこそおしまいだと思う。」

(中略)

「そんなことさ。たかだか男のプライドと自尊心、それからこう呼んでいいなら、ぼくの不滅の魂の問題だ。」

風と共に去りぬ第4巻 ミッチェル p264-265

スカーレットは、アシュリが<タラ>を離れニューヨークに向かう予定であることを知ります。アシュリが遠くに離れるのを阻止するため、スカーレットは自分の経営する2つ目の製材所の監督を打診しますが、アシュリが固辞する場面です。

アシュリはスカーレットの元で働き続けるという選択は、自分の終わりを意味すると伝えますが、スカーレットはその意図を理解できず納得できません。

ひとつ前でピックアップしたセリフの後に、フォンティン祖母からスカーレットは人間に関する理解力が無いと苦言が呈されていましたが、そこと若干リンクするシーンです。

ここでアシュリのいう不滅の魂とは、先にピックアップしたウィルが言及した生きがいの問題に繋がると考えます。アシュリは戦後、これまでの貴族の生活を失い、<タラ>の農作業を手伝っていました。しかし、その仕事ぶりは不器用でイマイチであり、居候に近い状況でした。

他者に依存し自身の輝きを失った生活を打破し、自分で自分の人生を生きなくてはという意志がアシュリの発言から読み取れます。

アシュリと目が会った。そのグレイの眸はけわしく、徒労感に倦(う)んでいた。「スカーレット、わかった、アトランタへ行こう・・・ふたりがかりで説得されては敵わない」

アシュリはそう言うと、背をむけて部屋を出て行った。スカーレットの成功の喜びは、後味のわるい不安感にいくらか水を差される形となった。さっきよびかけてきた彼の目は、自分はアトランタに行ったらもうおしまいだと語ったときの目と同じだったから。

風と共に去りぬ第4巻 ミッチェル p273

上記の続きの場面です。スカーレットは妊娠していることも口実に追加し、途中で来室したメラニーへの泣き落としをします。メラニーはこれまでお世話になったスカーレットからの頼みを断るとは何事なのかとアシュリを問い詰めます。結果的にアシュリは折れてスカーレットの依頼を承諾する場面です。

アシュリが自分の矜持を取り戻すには、自分の力で生きる道を見つけるためにスカーレットから保護される環境から離れる必要があると感じましたが、それまでの恩の大きさを考慮すると、スカーレットのお願いを無下にできない状況と個人的に考えます。

戦時中、出産を控えたメラニーのために命懸けで戦火の迫るアトランタに残らされ命を危険に晒し、さらに母エレンの死にも立ち会えなかった経緯を考えると、スカーレットの依頼を断り、自分の道を進もうとするアシュリが身勝手という見方もできると思います。


戦時中、メラニーの保護をスカーレットに頼んだ時点で、アシュリの運命は決まっていたといえるでしょう。

想い人であるアシュリが復活する最後の機会スカーレット自身が奪う残酷な結果となりますが、スカーレットはそのことに気付けていないのが印象的です。

スカーレットが各製材所に五人ずつ、計十人の囚人をリースすると、アーチはさんざん脅した後、もうスカーレットがらみの仕事は一切しないと断言した。(中略)スカーレットとしては、ならず者の爺さんに批判されるというのも気まずい状況ではあるが、自分の家族や友人までがこの爺さんと同意見らしいので、なおのこと居たたまれない。(中略)

人の不幸や不運をいいように利用するなんて間違っている、というのが意見の一致するところだった。(中略)とはいえ、例によって、反対されるほどスカーレットは意地になり、自分のやり方を推し進めた。

風と共に去りぬ第4巻 ミッチェル p338-340

黒人に投票権を持たせようとする連邦政府とそれに抵抗する南部政府、そして暴行容疑者の黒人へのKKKによる制裁などが重なり、南部における黒人と白人間の摩擦は加速します。その結果、女性は1人で外を出歩けないどころか、家にも1人で置いていけないという緊張状態に発展します。

スカーレットは出産を終え、事業再生のため製材所通いを再開しようとしますが、このような状況で夫フランクにより、単独での行動を禁止されてしまいます。

ハミルトン家には昔から仕えていた黒人のピーター爺やがいましたが、スカーレットが商売のために北部人と交友を持った際、北部の婦人より浴びせられた差別的な言葉によりプライドをひどく傷つけられスカーレットの従者となるのを固辞していました。

その際に白羽の矢が立ったのは、メラニーが泊まる場所を提供していたならず者のアーチーでした。アーチーは用心棒役として有能で、アーチーの存在でスカーレットは製材所通いを再開することができました。

しかし、その道中で、アーチーは元囚人であることを語り、囚人を労働力として貸し出す囚人リースに手を出した場合、用心棒を降りるとスカーレットに宣言していました。

スカーレットは一旦囚人リースを保留しますが、赤字続きの建て直しのため、周りの反対を押し切り囚人リースに手を出し、結果として貴重な用心棒を失うことになります。

この段階でのスカーレットの選択暴走の領域に入っているといえるでしょう。

無意味な周りの意見や過去、風習に囚われず、未来のために自分で道を切り開くのがスカーレットの魅力であり、強さでありましたが、他人の心を無視した選択の繰り返しにより孤立を深めます。

これまでの孤立は近所づきあいや友人の少なさによる寂しさを生む程度のものでした。しかし、緊張が高まった当時での孤立は命を失う危険を生み後の悲劇に繋がりますスカーレットの強気な選択具体的に弊害を生み始めたポイントとして、ピックアップしました。

「なにごとにもタイミングってものがあるわ。わたしだってお金がたくさん手に入った日には、やさしくしてさしあげるわよ。お好きなだけね。虫も殺さぬやさしさってやつよ。お金が貯まれば、そうする余裕もあるでしょう」

「いや、余裕があっても-やさしくしないだろうな、きみは。一度海に投げ捨てた積み荷を引き上げるのは大変だ。もし回収できたとしても、たいてい取り返しがつかないほど破損してしまっている。もし将来余裕ができて、一度船端に捨てた名誉や美徳ややさしさをふたたび釣りあげたとしても、波に洗われて姿を変えてはいるが、貴くして異なるものには、残念ながらなり得ないだろう」

風と共に去りぬ第4巻 ミッチェル p375

スカーレットがバトラーと出産後初めて会うシーンです。バトラーは自分からの借金で買った製材所アシュリを監督として雇っていることについて、借金をアシュリへ使用しないという約束の反故であるとスカーレットを非難し、ビジネスに二度と手を貸さないと宣言します。(前回記事参照)

また、貧乏人や弱者からお金を取るビジネスモデルにも言及し、それを悪びれない様子からスカーレットを正直者の悪党と称します。

それに対してスカーレットは、優先順位の関係で、まずはお金を得ることが重要で、そのためには名誉や美徳も捨てるべきだと反論します。バトラーも危機的状況で名誉や美徳は役に立たないと賛同しますが、周囲の人間のほとんどは名誉や美徳を保持したまま戦っているかそのまま沈んでいったと指摘します。

上記はその後のやり取りで、スカーレットはお金を手に入れたら、母エレンのような貴婦人の振る舞いをすると告げますが、バトラーはお金が手に入っても名誉や美徳の道には戻れないと指摘します。

金銭を始めとしたドーパミン的欲求は際限が無いことを加味しても、バトラーの指摘が正しく、スカーレットはお金を手にしても母エレンのようには生きられないだろうと推測します。

ただ、ここで難しいのは一概にスカーレットの振る舞いを非難できないという点でしょう。

スカーレットの手段を選ばない強気な姿勢はこの物語の魅力であり、また、その姿勢が無ければ<タラ>は奪われ、周囲の人々を守ることもできなかったでしょう。そしてこの時点でも、危機的状況は継続しており、更にお金が必要というスカーレットの主張は正しいと感じます。

極端に言えば、名誉のために死ぬ、死んだように生きるか、それとも、生きるために名誉を捨てるかという話となります。ここでフォンティン祖母の、一時は状況を受け入れつつも、名誉を捨てずに地道に改善を積み重ねる生き方という助言が、ここで効いてくるのかなと感じました。

スカーレットの暴走の原因は、名誉や美徳をほとんど捨ててお金稼ぎに傾倒してしまったこと、そして、先述のウィルがスピーチで言及した人生の発条となる生きがいお金外部の脅威への対処という外的な動機起因のもののみで構成されていたことだと考察しますが、男性社会という逆境の中、ほぼ独力で<タラ>を立て直してきたスカーレットにそれ以上の重荷を求めるのは酷でしょう。


言葉で言うのみなら「中庸」と「内発的動機」の重要性となるのでしょうが、スカーレットの置かれた立場での実践は困難を極めます。

唯一可能なのは、自分が同じ立場であったらどうするか何を生きがいとして重視して生きるべきか想いを馳せることくらいでしょうか。

良心と金銭欲が心のなかでせめぎあった。人々の命をあんな食えない小男の好きにさせる権利は自分にはないと思う。<中略>

馬車を走らせる間も、彼らの痩せた虚ろな顔が頭に浮かんで仕方がなかった。「もう、彼らのことは後で考えるからいいわ」スカーレットはそう思いきると、作業員のことは心の物置にしまってドアを閉めた。

風と共に去りぬ第4巻 ミッチェル p400

製材所の黒字復活のため、金儲けのために手段を選ばないジョニー・ギャレガーを製材所の監督として契約します。製材所訪問時、リースした囚人がひどい扱いを受けていることを知ったスカーレットは、ジョニーへ抗議します。

しかし、ジョニーより、仕事のやり方に口をはさむのであれば監督を辞めるという宣告を受けたスカーレットは、同程度の利益を上げられる後釜を見つけられないと考え、厳しい対応を取ることができません。

良心からの訴えはあるものの、お金を優先してしまうスカーレットの葛藤が描かれた印象的な場面であるためピックアップしました。

「スカーレットは悪くなんかありません。彼女はただ-すべきと思うことをしただけよ。同じように男性たちもすべきと思うことをしたの。人間にはそれぞれ己のなすべきことがあるし、しなくてはならない。人間はみんな同じように考えて、同じように行動するわけではないのよ。だから、間違いだと思うわ、その-自分を基準にして他人を判断するのは。(中略)」

風と共に去りぬ第4巻 ミッチェル p424-425

従者を雇えなくなったスカーレットは周囲の反対を押し切り1人で郊外の製材所まで通っていましたが、ある日その道中のスラム街で暴漢に襲われます。奇跡的にも<タラ>に勤めていた元奴隷のサムが通り掛かったため、大事には至りませんでしたが、スカーレットは自身に降りかかった恐怖に大きなショックを受けます。

その夜、夫のフランクは様子を聞くと、スカーレットをメラニーの家へ向かわせ、自身は政治集会に出かけてしまいます。自分を慰めず出かけるフランクにスカーレットは激怒しますが、いつもと違う周囲の様子から違和感を覚えます。

そしてその違和感の理由を問い詰めることで、フランク、そしてアシュリがKKKに参加しており、スカーレットが襲われた報復としてスラム街の一掃に向かっていることを知ります。更に、やって来たバトラーから、連邦政府軍はこのKKKによる襲撃を察知しており、返り討ちの罠が仕掛けられることも知ります。

スカーレットは身近な二人もKKKに参加していることに驚きますが、自分自身の軽率な行動により、フランクそして何よりアシュリを命の危険に晒してしまったことを深く嘆きます。そして、実際に悲劇は現実のものとなり、第4巻は幕を閉じます。

そんな中でのメラニーのセリフが上記となります。メラニーは自分を基準に他者を判断することは不適切として、スカーレットを擁護します。

スカーレットにより命を救われてきたメラニーではありますが、スカーレットの行動により自分の夫が命の危機に瀕している状況でもスカーレットを非難するどころか擁護する姿勢が非常に印象的でピックアップしました。


セリフ中の’-‘は、メラニー自身も動揺しながら、言葉を紡いでいる姿を表現しているのかなと思ったり。

恐らく作中では、スカーレットが敬愛する母エレンに生きざまが一番近いのはメラニーだと感じています。エレンの振る舞いが理想像としてスカーレットの心に未だに残っているのですが、お金のために道をそれ続けている、そんな中でメラニーの存在がその理想と現実の対比を明確にしていると考えます。

また、自分を基準にして他者を判断することによる危険性と弊害は、SNSやインターネットで意見の発信が容易となった現代では特に重要になる考えだと感じました。

情報の高速化により、相手の表面的な情報のみでコミュニケーションが可能となった現代では、分かり合えない部分が目立ちます。建設的なコミュニケーションのためには、相手の立場や行動の背景を理解しようとする姿勢の重要性が上がっています。

第4巻最後の場面は、重要なセリフや場面が続き、どこを選ぶか事情に悩んだのですが、メラニーの強い姿勢教訓性の高さが印象に残ったこのセリフをピックアップしました。


KKK参加者を庇おうとするバトラーの活躍や、なぜ嫌われていた南部名士を救おうとしたのかという意図も深堀すると面白いポイントですね。

遂に次回が遂に最終巻、更なる悲劇が襲うスカーレットの運命、そしてクライマックスはどうなるのか?非常に気になります。

それではまた次の記事で!

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